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今回、海の森水上競技場でインカレが開催されることになり、東京オリンピックに出場された選手の方で、インカレに出場経験のある方に取材をさせていただきました。
6人の方からお話をお聞きしました。
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3人目はWK-1にされた福田祐佳さんです!
1.オリンピック出場が決まった時の気持ち
素直にうれしかった。決まったことも嬉しかったし、そのレースが自己ベストタイムで今までやってきたことが正しかったのだと感じ自信につながった。
2.オリンピック出場に向けて、カヌー人生において頑張ったことや辛かったこと
辛かったことは2018年の冬にオーバーワークで肘を痛めてしまい2019年のシーズンまで自分の思うように漕げなかったこと。世界選手権のWk-4で自分の怪我無かったらもう1秒、2秒速くなって枠が取れたのではないかと思い悔しい思いをした。
頑張ったことは中学3年生の時、全国大会に向けてナショナルチームに所属していた地元のコーチと練習をしてナショナルチームに選考が決まるまでの期間が今までにないくらい質も量も意識も違う練習をしたこと。もう一つは大学卒業して引退し3年半後に再挑戦したが仕事しながらの練習が6か月間続いた。地元の気候が寒くて乗艇できる時間がなかなかか確保できずジムとエルゴをひたすらやって毎日血の味がしていた。仕事のミスは許されないしトレーニングで身体もしんどくてたった6か月の期間しかなかったがそれ以外のオリンピックに向けての練習は全然大丈夫だった。
3.カヌーをしてよかったこと
色々な国の人たちと友達になれたこと。英語も話せるようになったしスペイン語も話すきっかけになった。
4,カヌーから離れてからの気持ちや生活の変化
大学卒業後に一度引退した時に感じたことで、スポーツはマイノリティで仕事が中心にあって全くスポーツをする暇がないと感じたことが悲しい。自分はそうならないように働きながらでもスポーツを頑張りたいと思う人のために応援してあげることが出来る人になりたい。
生活面ではアスリートステージから一気に母ステージに変化しました。実際に自分が経験をしてみて、女子選手に伝えたいのは出産は練習のどれよりもやばいです。それが数時間続きます。陣痛、分娩の時に死ぬ気で練習したことを思い出して、あれを乗り越えたから、これもきっと大丈夫、と思えるように練習していた方が良いです。男子選手は練習の辛さを思い出して、妊娠中から産後もパートナーを支えてください。
5.カヌーでの思い出
高校2年の時チェコで世界ジュニアが開催されたがチェコの街並みがとてもきれいでチェコのプラハの聖ヴィート大聖堂のステンドグラスを見て前から知ってはいたけど実際に見たらとてもきれいだった。
大学生に向けて応援メッセージをいただきました。動画はURLからご覧ください。